全国全ての市など812都市を対象とした2020年「住みよさランキング」が発表された。県内13市では東根市の57位(前年100位)がトップとなり、天童市の63位(同125位)、新庄市の157位(同71位)が続いた。各種公的統計データを基にした総合評価で、県内トップ3は前年と同じ顔ぶれながら順位が入れ替わった。

 国の統計などの指標のうち、前年まであった▽人口当たり財政歳出額▽1事業所当たり売上高▽持ち家世帯比率―を除外し、人口当たりの法人市民税を追加した20項目を基にした。各項目を安心度、利便度、快適度、富裕度の4分野に分け評価した。持ち家世帯比率を外したことで全体的に都市部の順位が上昇した。

 県内トップの東根市は人口当たりの法人市民税が全国1位で、同項目を含む富裕度が県内で最も高い94位(前年166位)に上がった。また安心度が152位(同186位)と順位を上げたが、利便度は246位(同243位)、快適度は518位(同479位)とやや順位を落とした。

 天童市は安心度が323位(同360位)で、同項目に含まれる子ども医療費助成が寒河江、尾花沢両市と同様、全国3位と高かった。また利便度は35位(同34位)、富裕度は239位(同297位)、快適度は県内で最高の390位(同532位)。全国トップの項目はなかったが総合的に評価された形となった。

 19年に県内トップだった新庄市は千人当たりの飲食店数が全国1位で、この項目を含む利便度は11位(同12位)と県内で最も高かった。安心度が216位(同152位)、富裕度が366位(同429位)だった一方、快適度は年間最深積雪などが影響して780位(同751位)だった。

 総合で県内トップ3に入らなかった市でも、長井市と尾花沢市が富裕度に含まれる1住宅当たりの延べ床面積が全国1位、村山市が快適度の都市計画区域の人口当たりの都市公園面積が全国1位と、光る項目があった。尾花沢市は安心度の老年人口千人当たりの介護老人福祉・保健施設定員数でも全国1位だった。

 全国の総合評価1位は、金沢市に隣接するベッドタウンの石川県野々市市。2位は東京都文京区、3位は同武蔵野市だった。

 ランキングは、東洋経済新報社(東京)が1993年から、東日本大震災のあった2011年を除き毎年公表している。区は、ビジネス街の性格が強い千代田区、中央区、港区を除く20区と全市が対象。

【住みよさランキング総合順位(県内13市)】
     2020 2019
東根市   57  100
天童市   63  125
新庄市  157   71
山形市  248  392
寒河江市 277  136
酒田市  340  273
長井市  410  312
米沢市  539  596
村山市  565  449
南陽市  600  678
鶴岡市  612  518
尾花沢市 616  228
上山市  699  710