体脂肪が燃えない原因をツボで改善

東洋医学では、「栄養不足」「血の巡りの滞り」「水分の滞留」が代謝の低下を招くと考えられています。代謝が低下すれば当然、体脂肪の燃焼も滞り、痩せにくく太りやすい体になってしまいます。

これらの問題を放置すると、体の組織を正常に働かせるためのエネルギーの流れが滞り、それに呼応して血液や体液の流れも滞り、冷えやむくみなどの症状が顕著になるといわれています。そのため、日頃から冷えやむくみの症状が出やすい人は要注意。体脂肪が燃えにくい体質であることはほぼ間違いないでしょう。

また、体脂肪の燃焼が滞っているということは、すべての代謝が滞っている証拠です。よって、肌荒れや風邪をひきやすくなるなどの症状が現れることもあります。

それらの問題を改善できると考えられているのが「ツボ」への刺激です。

ツボとは、体(気血の流れ)を整えるスイッチのような存在で、670 穴のツボが存在しています。それぞれのツボは経絡を通してつながっていることから、同じ経絡上にあるツボを刺激すれば、症状が発生している部位とは遠い位置であっても症状が緩和されることがあります。ツボの刺激方法として代表的なものが、押す、温める。ほかに鍼灸もよく用いられる方法です。

ここでは、とくに代謝を高める効果が高いといわれているツボを二つご紹介します。就寝前などに定期的に刺激することで、徐々に代謝を高めることができるはずです。

ツボを押す時には、息をゆっくりと吐きながら、指の腹を使って徐々に圧を強めていきましょう。そして、痛気持ちいいと感じる部分でストップ。刺激した部分に痛みがあったり、炎症を起こしていたり、腫れがみられる時は、ツボ押しは控えましょう。

代謝全般を高めるならこのツボ!

関元(丹田)(かんげん・たんでん)

気が集まるといわれるツボを刺激することで、全身の気の流れをスムーズにできます。冷えの緩和、風邪のひき始めにも効果的。ストレス緩和作用、自律神経を整える効果も高い。体脂肪の代謝だけではなく、新陳代謝の促進にも効果がある。

ヘソに指幅4 本を揃えて人さし指を置き、小指が当たっているところ。

胃兪(いゆ)

胃兪は内臓の機能を調整し、正常化するツボとして知られており、とくに胃の不調の改善に効果があるといわれる。血の巡りをよくすることで、代謝を高める。全身に栄養を行き渡らせることができるようになるため、スタミナもアップする。

一番下の肋骨のラインの高さで、背骨から左右それぞれ指幅2本ぶん外側の部分。

出典:『最強の体脂肪燃焼RUN』
監修:柳鍼灸院院長、柳鍼灸院ランニングクラブ主宰・柳 秀雄
ライター:楠田圭子