一緒に生きようと繰り返し励ましてくれる本

これほど書店のレジに持って行きにくかった本はありません。でも帰ってネットで注文して届くのを待つのは嫌でした。すぐ読んでみたい!と思ったんです。それはこのインパクトのあるタイトルが気になったから。

『週末、死にたくなるあなたへ。』(蝶々:著/株式会社双葉社)

蝶々さんと言えば、コピーライター兼銀座のホステスとして名を馳せ、ブログが大人気だった方。『小悪魔な女になる方法』など、いわゆるモテを考察した楽しい著書がたくさんあります。イメージとしては女性であることを楽しんでいる元気な女性。そんな彼女がまとめた、悩める女子のための本。どんな内容か気になりませんか?

蝶々さんにも月日は流れ、現在はお母さんとなっていました。そんな彼女が現代を生きる女子に向けた言葉は、わかってはいるけど目を背けていたことをどんどん見せてきます。でも、それは意地悪ではありません。「もういい加減抜け出さない?」、「あなたならできるはず」と繰り返し励ましてくれるんです。

特に今ツラいなと感じている人に読んでほしいのが、4章の「生きる力を取り戻す7つのコツ」。

当たり前の、でも、できなくなっていることを一つずつ取り戻そうという提案です。「豆類や肉、魚などのたんぱく質もしっかり摂る」、「人とよく話す」などなど、難しいことは一つもありません。それを蝶々さんは全力で、読んでいるあなたのためにと勧めてくれます。

この本は、まるで本から蝶々さんが飛び出てきて、私にだけに言ってくれている?と錯覚しそうなほどの熱量があります。小悪魔だったのにオカンになってる…。ご自身もオカンのよう、としきりに書いていますしね。

疲れた、でも誰かと話すのもおっくうだ…と弱ってしまった時に。安心して開いてみてくださいね。

ライター:幸雅子
画像出典:amazon