「PCメモリー部品」品薄、韓国からの供給滞り懸念も

 パソコンに増設して処理速度を上げる個人向けのメモリー部品が品薄になっている。パソコンの性能向上で、ゲームや動画編集向けの需要が高まっているためだ。日本政府が韓国への輸出管理を厳格化し、韓国の半導体メーカーによる供給が滞るとの観測も品薄に拍車をかけているようだ。

 東京・秋葉原電気街でパソコン部品などを扱う「ドスパラ秋葉原本店」では、メモリー部品の価格一覧表に「完売」の札が目立つ。同店によると、「これだけ完売が相次ぐのは珍しい」という。次の入荷時期も未定だ。売れ筋の8ギガ・バイトのメモリー2枚セットは約1万円で、7月末に比べて、5%程度値上がりした。

 品薄の要因について、エース経済研究所の安田秀樹シニアアナリストは、米国の半導体企業が7月にパソコンの頭脳である中央演算処理装置(CPU)の新製品を発売したことを理由に挙げる。これに伴い、「パソコン好きが処理性能の高いメモリーを求めている」という。

 一方、対韓輸出管理の厳格化については、「懸念はあるが、実際には大きな影響はないだろう」と指摘する。ただ、将来、価格がさらに値上がりしかねないという思惑で、メモリー部品を購入する客は続きそうだ。


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