アサヒグループホールディングス(HD)傘下のニッカウヰスキーは16日、国産ウイスキー「竹鶴」の年代物の販売を3月末で終了すると発表した。ウイスキーの原酒が不足しているためで、「余市」なども、すでに年代物の販売をやめている。

 創業者の竹鶴政孝の名前から取った竹鶴はニッカの主力ブランドで、余市蒸留所(北海道)と宮城峡蒸留所(仙台市)で生産した原酒から製造する。販売を終了するのは、「竹鶴17年」と「21年」「25年」の3種類だ。

 国産ウイスキーの人気は国内だけでなく、欧州でも高まっている。長期間の熟成が必要な原酒の在庫が不足し、供給が追いつかなくなっている。

 サントリーHDも原酒不足を理由に、2018年から「白州12年」や「響17年」の販売を休止している。

 ニッカは今後、約65億円を投じて蒸留所の生産能力を増強し、原酒不足に対応する考えだ。