【ワシントン=山内竜介】北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新たな貿易協定「米国・メキシコ・カナダ協定」(USMCA)が1日、発効した。北米で事業展開する日本の自動車メーカーなどにも影響が及ぶ見通しだ。

 NAFTAの見直しは、貿易赤字削減を目指すトランプ米政権の看板政策の一つで、北米各国による貿易ルールは26年ぶりの大幅刷新となる。ロス商務長官は6月30日、ツイッターで「自由で公平な貿易につながり、米経済の回復を後押しする」と期待感を示した。

 新協定は、輸入車に関税をかけない条件として、域内の部品調達率を62・5%から段階的に75%へ引き上げる。米国での雇用を増やす狙いから、時給16ドル(約1700円)以上の工場が40〜45%分の生産を担うことも盛り込まれた。

 メキシコから米国への輸出に力を入れてきた日本の自動車メーカーなどは、戦略の練り直しを迫られる可能性がある。