福島から始発で間に合わず「傍聴抽選遅くして」

 東京電力福島第一原発事故で強制起訴された東電旧経営陣の刑事裁判を巡り、事故被害者らで作る「福島原発告訴団」などは12日、傍聴希望者の受付時間を遅らすよう求める要請書を東京地裁に提出した。

 同地裁では、傍聴希望者が多いと予想される裁判については、当日の受付時にクジで傍聴者を選ぶ。今年6月30日午前10時に始まった旧経営陣の初公判では、締め切りの午前8時20分までに717人が集まり、54人が当選。倍率は13倍だった。

 一方、福島駅からは始発電車に乗っても東京駅に着くのは午前8時16分のため、告訴団のメンバーらは夜行バスを利用するなどしたという。要請書では「事故の最大の被害地域の住民が傍聴するのが非常に困難」と指摘。次回以降の公判の締め切り時間を遅らせるよう求めた。これに対し、東京地裁は「コメントできない」としている。

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