「床ぬれて、紙を敷いて座った」…電車立ち往生

 日本上空に強い寒気が流れ込んだ影響で、12日は北陸を中心に日本海側や山間部で前日からの大雪が続いた。

 新潟県三条市では、JR信越線の普通電車が12日朝までの約15時間にわたり、線路の積雪で立ち往生。乗客約430人が閉じ込められた。JR東日本新潟支社では12日夜に幹部らが記者会見し、「長時間、お客さまを車両に閉じ込める結果となり、大変ご迷惑をおかけした」と陳謝した。

 同支社によると、電車が立ち往生したのは11日午後7時頃。12日未明以降、家族が車で迎えに来るなどし、電車から降りた乗客もいたが、約200人は車内で夜を明かした。同支社では、暖房の利いた車内の方が安全と判断し、多くの乗客をとどめたが、5人が体調不良を訴え、男性1人が脱水症状で救急搬送された。

 運行再開は12日午前10時25分頃で、同県長岡市の専門学校生(18)は「床は雪でぬれており、紙やハンカチを敷いて座っていた」と疲れ切った表情で語った。「手前の駅で電車を止める判断もあったのではないか」と不満を漏らす乗客もいた。

 同支社の高橋淳志運輸部長は記者会見で、「運行に支障がないと判断していたが、雪質が硬く、押しのけて走行することができなかった」と説明した。

 気象庁によると、12日午後4時現在の積雪は、新潟市で76センチに達し、平年の約11倍となった。富山県氷見市56センチ、金沢市41センチなど北陸の各地で平年の数倍となった。冷たい北風が朝鮮半島北部の山脈で二手に分離。日本海で合流した際、上昇気流が発生し、海から蒸発する水分を含んだ雪雲が発達したという。

 13日も日本上空に強い寒気が残り、13日午後6時までの24時間に、山沿いを中心に北陸で70センチ、山陰で40センチの降雪が予想されている。

 気象庁は「路面凍結や圧雪による渋滞や交通機関のトラブルに警戒してほしい」と呼びかけている。

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