広島・熊野の土石流、過去にも同じ斜面で発生か

広島・熊野の土石流、過去にも同じ斜面で発生か

 西日本豪雨による土石流で多数の住民が死亡した広島県熊野町では、過去にも同じ斜面で土石流が繰り返し起きていたとみられることが、土木学会の緊急調査で分かった。こうした場所では土石流の威力が一層大きくなりやすく、調査した専門家は「被害の拡大につながった可能性がある」と指摘している。

 同県内では183か所で土砂災害が発生したが、他にも似た状況の場所があるとみられる。

 土石流は6日夜、同町の「 三石 みついわ 山」(標高449メートル)の斜面で発生。もろい 真砂 まさ 土の土砂や流木、岩石が北西の山裾にある川角地区の住宅地に押し寄せた。同町によると、14日午前11時現在で8人が死亡、3人が心肺停止となり、1人の行方が分かっていない。

 調査団の一員として13日に現地入りした森脇武夫・広島工業大教授(地盤工学)らは、今回の土石流の流路となり、地層がむき出しになった斜面を数百メートル登って詳しく調べた。その結果、流路脇の表層が残っている部分で、直径数メートルの大きな岩を多数確認した。岩は新しいものや古いものが混在していた。

 このような岩は土石流がない限り、地表では見られないため、数十年前から今回と同じ斜面で土石流が複数回発生していたと考えられるという。

 土石流が繰り返されると、大量の土砂や岩が谷あいに積もって崩れやすくなる。森脇教授は「今回の豪雨で、たまっていた土砂などが一気に流れ出た可能性がある。ヘリコプターからは、同県坂町付近でも似たような状況が見られる」と話している。


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