【ヨハネスブルク=木村達矢】ケニア野生生物公社は15日、絶滅寸前のキタシロサイの受精卵を体外で3個作製することに成功したと発表した。キタシロサイは現在、地球上に雌2頭しか生存しておらず、絶滅を瀬戸際で防ぐ可能性が生まれたと期待が高まっている。

 体外受精卵の作製は、イタリアやドイツなどの国際研究チームが実施した。昨年8月以降、ケニア中部のオルペジェタ自然保護区に生存する2頭から採取した卵子に、凍結保存されていたオスの精子を注入した。

 受精卵は凍結保存され、今後、近縁種であるミナミシロサイのメスの子宮に移植し、成長するか試すという。キタシロサイの最後の雄は2018年3月、45歳で死んでいる。