岩手県の沿岸部を走る三陸鉄道の車両が15日、内陸部で運行するIGRいわて銀河鉄道の線路を走った。昨年10月の台風19号により一部区間で不通が続く三鉄を支援しようと、IGRがツアーを発案した。三鉄は、3月20日の全線再開を目指して復旧工事が進められており、売り上げの一部は三鉄へ寄付される。

 三鉄とIGRはいずれも、県などが出資する第3セクター。白と赤、青の3色に塗られた三鉄の車両は、JR山田線を通ってIGRの線路に入り、二戸―盛岡駅間で運行された。

 車内では、三陸産の海産物や野菜を使った弁当が提供されたほか、沿岸部の蔵元の日本酒の飲み比べが行われ、乗客は雪を抱いた岩手山を眺めながら堪能した。盛岡市の女性(38)は「新鮮な三陸の幸を口にでき、最高の列車の旅です」と笑顔を見せた。ツアーは16日も行われる。