大阪市の第三者委員会「公正職務審査委員会」は24日、市の財務状況や事業をチェックする代表監査委員(特別職)の貴納順二氏(75)が市職員にパワーハラスメント(パワハラ)をしたとして、貴納氏と市に対し、市条例に基づく改善勧告を行った。貴納氏は同日付で辞職した。

 委員会の報告書によると、貴納氏は2018年1月以降、職員に指示を出す際に「職員の分際で言うことが聞けんのか」「国立大まで出てこの程度か」などと発言。休日出勤の代休を取得しようとした職員にも「そんな心がけじゃ、民間会社では一発アウト」と話した。

 19年9月、市への公益通報で発覚した。委員会による調査に、貴納氏は一部の発言は認めたものの、大部分は「記憶がない」などと否定。記者団に「言葉尻だけ捉えられて納得していないが、職員との信頼関係は破綻しており、辞職すべきだと考えた」と語った。

 貴納氏はプリマハム社長などを務めた後、14年5月に常勤の代表監査委員に就任した。