遺産の分割調停で依頼人から預かっていた約4200万円を着服したとして、大阪府警天満署は30日、大阪弁護士会所属の弁護士・ 川窪仁帥 かわくぼじんすい 容疑者(74)を業務上横領容疑で逮捕した。川窪容疑者は容疑を認め、「全額を自分の口座に振り込み、生活費などとして使い切った」と話しているという。

 発表では、川窪容疑者は2018年6月、大阪市内の80歳代女性から夫の遺産分割の調停申し立てを受け、管理していた預金口座の遺産を、自分の口座に入金して着服した疑い。川窪容疑者は、調停成立後に女性から何度も遺産の引き渡しを求められていたが、応じていなかった。

 川窪容疑者は1974年に弁護士登録。これまでに被告との接見内容を事件関係者に伝えるなどしたとして、大阪弁護士会から業務停止3か月の懲戒処分を2回受けている。