政府は12日朝、新型コロナウイルス感染症対策本部を首相官邸で開き、外国人の入国拒否の対象地域に、中国浙江省を追加する方針を決めた。13日午前0時から適用する。

 既に対象としている湖北省と同様、過去2週間以内に浙江省に滞在歴があるか、同省発行旅券を持つ外国人の入国を拒否する。安倍首相は対策本部で、「我が国への感染症の流入を食い止めるため、より包括的かつ機動的な水際対策を講じることが不可欠だ」と述べた。

 菅官房長官は12日午前の記者会見で、浙江省を追加した理由について、「感染が拡大していること、主要都市である温州市において移動制限措置が講じられていること、現地の医療体制の状況を総合的に勘案した」と説明した。

 外務省は12日、中国全土を対象に、渡航延期や在留邦人の早期の一時帰国を「至急検討」するよう促す海外安全情報を出した。浙江省への渡航中止を勧告することも検討している。

 首相はまた、現状で1日300件程度のウイルス検査態勢を強化し、18日までに同1000件超が可能になるとの見通しも示した。