【ジャカルタ=一言剛之】オーストラリアの森林火災で、20日に開幕するテニス四大大会の一つ、全豪オープンへの影響が心配されている。深刻な煙害により、予選出場の選手が体調を崩して棄権するケースも出ている。

 全豪オープン開催地の豪南東部メルボルンには、周辺で延焼中の森林から煙が流れ込んでいる。地元ビクトリア州政府の担当者は予選初日の14日、「メルボルンの大気汚染は世界最悪の状態だ」との警告を出したが、この日、スロベニアの女子選手が試合中に胸を押さえてコートにかがみ込み、途中棄権する事態が起きた。15日は大気汚染を理由に、試合開始が約2時間遅れた。

 20日から始まる本戦には、日本の大坂なおみ選手が連覇を目指し、出場を予定している。大会主催者は「今後の対応は医療チームと気象当局、州政府と緊密に協議して決める」としている。