東京五輪の聖火リレーを前に東京都内で行われた15日のリハーサルは、約1000人が参加し、火のついていないトーチを手にした走者が、実際にコースとなる道路などを走った。沿道から手を振ったり、スマートフォンで撮影したりする人も多く、大会組織委員会と警視庁が、運営の手順や警備態勢を確認した。

 羽村市では聖火リレー公式アンバサダーで、女優の石原さとみさん(33)らが登場し、警察官に囲まれて走行。その様子を見守った女性(38)は本番で福生市を走るといい、「壮大な雰囲気に圧倒された。実際に走るのが楽しみになった」と期待を膨らませた。

 リハーサルは国分寺、八王子市でも実施され、グループランナーを含め計22人が走った。走者の前後で計約30台が長い車列を組んだり、車が入れない狭い道路を走ったりする際の対応を試した。

 パラリンピックに射撃で3大会連続出場した田口亜希さん(48)は車いすで八王子市内を走り、「聖火リレーは、沿道の人の心もつないでいくと感じた」と話した。

 東京五輪の聖火リレーは3月26日に福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」をスタートし、121日間で全国を巡る。