バレーボール女子日本代表のウィングスパイカーで、6月末での現役引退を発表していたVリーグ1部、久光製薬の新鍋理沙(29)が29日、オンライン取材に応じ、「東京五輪で辞めるつもりだったが、延期で絶望した。私にとって1年は、とても長く感じた」と、新型コロナウイルスの影響で五輪が延期されたことを引退理由に挙げた。

 当初から、五輪を最後の舞台と考えていたという。3月に1年間の延期が決まった後、「このまま辞めるのは無責任」と、一度は翻意。4月に痛めていた右手指の手術に踏み切ったが、パスでも痛みが残ったことから、「1年後に納得するプレーをするのは難しい」と引退を決意したという。

 一番の思い出に、銅メダル獲得に貢献した2012年のロンドン五輪を挙げ、「今後は様々な形でバレー界に恩返しをしていきたい」と語った。