【ニューヨーク=橋本潤也】「耳を貸さない若者よ、君たちは間違っている」――。新型コロナウイルスの感染者が急増する米ニューヨーク州のクオモ知事が、連日の記者会見で必死の訴えを繰り返している。感染拡大のペースを抑えるため、自宅待機や人の密集を避けるよう求めているのに、若者たちが素直に従わないことにいら立ちを募らせているようだ。

 クオモ氏は、会見で連日、若者に向けて、他人との物理的な距離を保ち、濃厚接触を避けるよう呼びかけている。高齢者や疾患がある人が重症化しやすいとの指摘もあるが、米疾病対策センター(CDC)の分析では、米国の感染者のうち、入院が必要な重篤患者の38%が55歳以下というデータもあるという。

 先週末のニューヨーク市内の公園では、多くの若者がスポーツを楽しむ様子などが見られ、クオモ氏が会見で「間違いだ。今すぐやめなければならない」と怒りをあらわにする場面もあった。