【ニューヨーク=橋本潤也】米東部ニュージャージー州の名門プリンストン大学は27日、第28代大統領のウッドロー・ウィルソン(在任1913〜21年)が人種差別的な政策を進めたとして、ウィルソンの名前を冠した学部や建物の名称から名前を外すと発表した。

 大学の学長も務めたウィルソン元大統領は第1次世界大戦後、国際連盟の創設に尽力し、ノーベル平和賞を受賞した。一方で、国内では白人と黒人の隔離政策を支持し、白人至上主義団体をたたえるなど、人種差別主義者だったとの批判もある。大学は「教育機関として不適切だと結論づけた」としている。

 米国では中西部ミネソタ州で黒人男性が白人警官に暴行され、死亡した事件以降、人種差別への抗議デモが続き、歴史上の人物を批判したり、銅像を倒したりする動きが広がっている。