【ソウル=建石剛】新型コロナウイルスの感染防止のためのオンライン授業で満足な教育を受けられなかったとして、韓国の46の大学生約3500人が1日、大学と国などを相手取り、授業料の一部返還を求めてソウル中央地裁に提訴した。

 1人当たりの返還要求額は、ソウル大学など20の国立大の学生は50万ウォン(約4万5000円)、名門・梨花女子大学など26の私立大の学生は100万ウォン(約9万円)とした。1学期(3〜6月)の学費の4分の1相当の額を算定した。

 訴状などによると、韓国の大学は今年3月以降、インターネットを通じたオンライン授業となった。学生らは図書館などの大学施設を使えず、実験や実習もできなかったとして、「期待していた教育を受けられず、精神的な苦痛を被った」などと主張している。ほとんどの大学は授業料の返還に応じていないため、訴訟に踏み切ったという。