【ソウル聯合ニュース】韓国の大韓体育会(韓国オリンピック委員会)は18日、会長選挙を行い、現職の李起興(イ・ギフン)会長(66)が再選を果たした。

 選挙人団2170人のうち1974人がオンライン投票に参加し、李氏は915票を獲得。3人のライバル候補を制して当選した。選挙人団の投票率は4年前の前回選挙(63.5%)を大きく上回る91.0%に達し、関心の高さをうかがわせた。

 李氏は在任中、2018年平昌冬季五輪のスピードスケート・ショートトラック女子3000メートルリレーで金メダルを獲得した沈錫希(シム・ソクヒ)選手がコーチから暴行を受けた事件、トライアスロン女子の韓国代表を務めたチェ・スクヒョンさんが前所属チームの監督らから暴力を受けたことを苦に自殺した事件などにより会長としての能力や道徳性を巡って批判を浴び、今回の選挙では投票数の53.6%が他候補に流れた。

 これを受け、李氏はスポーツ関係者向けの教育施設で持続的に道徳教育を行うことを次の任期の優先課題に挙げた。

 一方で、スポーツ政策を総括する国務総理室傘下の国家体育委員会の構成を政府と協議し、選手の意見をまとめて韓国オリンピック委員会と大韓体育会の分離・統合問題を議論すると明らかにするなど、これまで政府と政界による一方的な政策推進に不満を持っていた選手らの支持を得て再選につなげた。

 今回当選したことで定年の70歳まで国際オリンピック委員会(IOC)委員として活動できるようになった李氏は、24年の江原冬季ユース五輪、32年夏季五輪の北朝鮮との南北共同招致にも意欲を示した。