不法滞在者に「永住権付与」 炎の中から高齢者救出=韓国

不法滞在者に「永住権付与」 炎の中から高齢者救出=韓国

【ソウル聯合ニュース】火災が起きた民家から高齢者を救出した不法滞在者のスリランカ人の男性に、韓国政府は永住権を付与することを決めた。法務部が16日、伝えた。

 同部は13日に「外国人の人権保護および権益増進協議会」を開き、出席委員の満場一致で、スリランカ人のニーマル氏(38)への永住権付与を決定した。

 国民の生命や財産保護に寄与した功労が認められ、永住権が付与される初のケースとなる。

 東南部、慶尚北道の果樹園で働いていたニーマル氏は昨年2月、果樹園の近くの住宅で火災が発生すると、炎の中に入り90歳の女性を救出した。

 ニーマル氏は2011年に5年間滞在できる非専門就業ビザ(E−9)で入国したが、在留期間が過ぎた後も出国せず、不法滞在していた。

 法務部関係者は「不法滞在者であるが、犯罪に関わったことがなく、他の模範となる行動をしたことなどを踏まえ、永住権付与を決めた」と説明した。

 一方、ニーマル氏は救出の際に負ったけがで、現在も治療を受けているという。今年3月にはLG福祉財団から「LG義人賞」が贈られ、政府当局も今年6月に「義傷者」に指定した。義傷者とは危険から人を救う際にけがを負った人を指す。補償金など法律が定めた一定の待遇と支援を受ける。


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