韓国首相が慶大生と対話 韓日協定巡る解釈の差「対話で解決できる」

韓国首相が慶大生と対話 韓日協定巡る解釈の差「対話で解決できる」

 【東京聯合ニュース】訪日している韓国の李洛淵(イ・ナクヨン)首相は23日、東京の慶応大・三田キャンパスで同校法学部の学生約20人と両国の懸案などについて対話した。冒頭で、「1965年に締結された韓日協定の一部に対する解釈の差が65年当初からあった」と述べ、「そうした部分的な見解の差が問題として表面化するたび、両国は対話で問題を調整し、解決してきた」と指摘した。

 李氏は「韓日関係は1965年の国交正常化とその際に締結された条約、協定の上にある。日本がそうであるように、韓国も65年に締結された全ての協定を尊重し、守ってきた。今後もこれを尊重し、守っていく」と語った。

 その上で、今も見解の差が表れている時期だとしながら、「過去にわれわれがしてきたように、今回も対話で十分に解決できると考えており、対話の一層の促進を望んでいる」と強調した。

 韓日関係悪化の背景には、強制徴用被害者への賠償を日本企業に命じた昨年10月の韓国大法院(最高裁)判決がある。

 日本政府は、徴用賠償問題は65年の韓日請求権協定とこれに基づく経済協力資金の提供などにより解決済みとの立場で、大法院判決は請求権協定に反する「国際法違反」だとみなしている。一方、韓国大法院は請求権協定によって個人の請求権までも消滅したわけではないと判断し、韓国政府も司法の判断を尊重するとしている。

 李氏の発言は、こうした見解の差を対話によって埋められるとの考えを示したものといえる。24日に予定している安倍晋三首相との面会を機に、両国の対話の勢いを強めたいと李氏は考えている。

 学生の質問も韓日関係に集中した。「関係悪化を実際にどう考えているのか」「関係改善の糸口が見えないが、民間交流と留学に悪影響を与えないようにするにはどうすべきか」といった質問が飛んだ。

 こうした質問に、李氏は「両国国民が居心地の悪い気持ちを抱えていることは望ましいことではない。そうした気持ちをなくすため、政治(政界)が知恵を絞って発奮すべきだ」と応じた。

 「ソウルでは多くの集会が開かれているが、韓国人の最大の関心事は何か」との質問には、「韓国人の最も大きな関心事は経済と暮らし。特に公正さ、正義に対して非常に敏感だ」と答えた。公正さや正義に反することがあれば抗議や異議がせきを切ったようにあふれ出す傾向があり、これが韓国の民主主義を活力のあるものにしていると説明した。チョ国(チョ・グク)前法務部長官を巡り保革が繰り広げた最近の集会を念頭に置いた発言とみられる。

 李氏は、気になることがあれば直接連絡できるようにと自身の電話番号とメールアドレスを記した名刺を学生たちに配った。学生たちは李氏にネクタイを贈った。


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