【利川聯合ニュース】新型コロナウイルスによる肺炎が発生した中国・湖北省武漢市とその周辺地域から韓国政府のチャーター機第3便で入国した韓国人と中国籍の家族ら147人のうち、感染が疑われる症状のない140人が12日、ソウル近郊の京畿道・利川にある合同軍事大国防語学院に到着し、隔離生活を始めた。外部との接触を断ち、同施設に14日間(入所日と退所日を除く)滞在する。140人のうち、中国籍の家族は65人(香港の1人を含む)、米国国籍者は1人とされる。

 チャーター機第3便は同日早朝にソウル・金浦国際空港に到着した。搭乗者のうち、感染が疑われる症状のある5人と、その子どもで症状のない2人はソウルの国立中央医療院に搬送された。

 140人はミニバスに分乗して国防語学院に入った。同施設での滞在中は、防疫ルールに従い12歳以上は1人1部屋を使い、世話の必要な12歳未満の児童は家族と同じ部屋で過ごす。

 各部屋にはテレビや冷蔵庫、ベッドなどに加え、トイレ、シャワー設備があり、部屋を出ずに生活できるようになっている。部屋を出る場合は許可を得た上でマスクを着用する必要がある。外部者との面会はもちろん、一緒に収容された人と会うことも制限される。

 部屋でも手を消毒し、1日2回体温を測定するなどして自身の健康状態を随時確認する。要望や相談があれば同施設のスタッフと電話したり、ドアの外にメモを貼ったりして伝えることになる。食事は弁当が支給される。

 滞在中に特に症状が出なければ退所となるが、37.5度以上の発熱や、せきなど呼吸器の症状が出れば、すぐに近くの医療機関に搬送される。国防語学院には、医師や看護師、心理カウンセラーなどの医療関係者と支援スタッフら200人ほどが配置されている。