【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の金鉉宗(キム・ヒョンジョン)国家安保室第2次長がロシア・モスクワに向かったことが12日、確認された。

 米朝非核化交渉が停滞する中でも、文在寅(ムン・ジェイン)政権は南北協力事業を積極的に推進する方針を示しており、金氏は今回のロシア訪問で具体的な事業の方針についてロシア側との協議を深めるとみられる。

 特に金氏は5日に米国入りしてホワイトハウスの関係者らと面談し、数日前に帰国したばかりであることから、その動きに注目が集まる。

 青瓦台関係者はこの日記者団に対し、仁川空港から出国した金氏について、「金次長がどこに何のために行ったのかについて明らかにするのは難い」とした。一方、与党関係者は金氏が4日間の日程でモスクワを訪問するために出国したと伝えた。

 金氏のロシア訪問について、政界関係者は朝鮮半島平和プロセス進展のための南北協力構想を協議するのが主な目的と分析している。 

 米国のアレックス・ウォン国務次官補代理(北朝鮮担当特別副代表)が金氏と同じ便でロシアに向かったことも明らかになった。ウォン氏は9日に韓国入りした後、10日に外交部の李東烈(イ・ドンリョル)平和外交企画団長と北朝鮮を巡る問題を調整する作業部会(ワーキンググループ)の会合を開き、南北協力事業について意見交換した。

 金氏の今回のロシア訪問では南北協力構想のほか、今年国交樹立30周年を迎える韓国とロシアの関係発展についても協議が行われるとみられる。

 特に国交樹立30周年に合わせたプーチン大統領の訪韓についても意見交換がある見通しで、プーチン大統領が今年上半期中に訪韓するとの見方も出ている。