【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルスの感染拡大が続いている韓国で、第一線で奮闘する警察官や派出所に市民が相次いでマスクや消毒液などを贈っている。これらの物品は品薄状態が続いており、警察官たちはすぐさま、今必要としている弱い立場の人々に届けている。

 23日未明、ソウル・江南警察署管内の派出所を訪れた男性が、派出所前を掃除していた警察官に箱を一つ差し出した。中には1リットル入りの消毒用エタノール10本が入っていた。身元を尋ねる警察官に、この男性は「30代の市民です。良きところに使ってください」とだけ答え、立ち去ったという。派出所の職員は相談の末、同日午前中、同じ地域内の住民センターに消毒用エタノールを渡した。

 22日夕には50代後半とみられる男性が、ソウル・鍾路警察署の地区隊(派出所を管轄する組織)前に29枚のマスクが入った紙袋を置いていった。警察官たちは自分たちのマスク11枚を足して計40枚を、鍾路区内の低所得層が多い地域に届けた。

 20日にソウル・広津警察署の派出所を訪れた30代の男性は「新型コロナウイルスのために苦労している警察官たちにマスクをあげたい」と、100枚入りの箱を渡した。派出所職員はこれを広津区内の障害者の短期居住施設に贈った。

 18日にソウル・城東警察署の派出所を訪れた高齢者が警察官に使ってほしいと言って渡した28枚のマスクは、城東区にある児童福祉施設に届けられた。