【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の健康悪化説に世界の注目が集まる中、北朝鮮メディアがメーデーの1日、「最高領導(指導)者同志(金委員長)だけを信じてついていこう」と呼び掛けた。健康悪化説に対しては沈黙を守ったまま、国政運営に何ら変化がないことを遠回しに伝える狙いとみられる。

 朝鮮労働党機関紙の労働新聞は同日の社説で、「最高領導者同志(金委員長)の思想と路線を唯一の指針、生命線として握りしめ、徹底的に貫徹しなければならない」と呼び掛けた。「いかなる天地風波が迫ってこようとも領導者だけを絶対的に信じて従う熱血忠臣になるべきだ」とも強調した。

 政府機関紙の「民主朝鮮」も社説で、金委員長への忠誠心を求めるとともに、「主体朝鮮の第一国力である一心団結を一層強化していかなければならない」と強調。国際社会の制裁により苦境に陥っている経済に関しては、「献身的に闘争し、経済発展と人民の福利増進に貢献する自力更生、自給自足の尊い富を一層多く生み出すべきだ」と促した。

 労働新聞も農業や科学技術分野で経済発展に貢献する成果を生み出すと同時に、自力更生の精神を根付かせるための思想事業を強化するよう求めた。