【瀋陽聯合ニュース】新型コロナウイルス対策で北朝鮮が中国との国境を封鎖するなか、中朝の貿易総額が記録的に減少したことが23日、分かった。中国の税関に当たる海関総署によると、10月の中朝の貿易総額は165万9000ドル(約1億7000万円)で、前月の7.9%、前年同月のわずか0.8%に激減した。

 北朝鮮の中国からの輸入額は9月の1888万2000ドルから、10月は25万3000ドルに激減した。これは前年同月のわずか0.13%だ。

 国際社会の制裁を受ける北朝鮮は対中依存度が高いだけに、中国製品の輸入急減により北朝鮮住民のさらなる生活苦が懸念される。

 北朝鮮は新型コロナ対策のため国境封鎖の重要性を強調してきた。朝鮮労働党機関紙、労働新聞は今月19日付の論説で「なくても生きていける物資のために国境の外に欲を出して子どもたちを死なせてしまうか、それともどうにか耐えて子どもたちを生かすかという運命的な選択の前に立っている」とし、外部との往来を固く禁じ、韓国政府や国際機関などからの支援を拒む姿勢をあらためて示している。