【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は20日、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官の交代を決め、後任に鄭義溶(チョン・ウィヨン)前国家安保室長(74)を内定した。

 青瓦台(大統領府)の鄭萬昊(チョン・マンホ)国民疎通首席秘書官が記者会見で外交部長官を含む3人の閣僚人事を発表した。

 鄭義溶氏は元外交官で、文政権が発足してから3年間、国家安保室長を務め、外交・安全保障の司令塔の役割を担った。駐米公使や駐イスラエル大使、国会議員などを歴任した。

 鄭萬昊氏は鄭義溶氏について、「朝鮮半島の非核化と朝米(米朝)交渉に最も深く関与した」として、「外交安保の懸案に対する深い理解と洞察力がある」と評価した。鄭義溶氏を外交トップに起用した背景には物別れに終わった米朝首脳会談前に進められた朝鮮半島の平和プロセスを再び推進したい狙いがあるとみられる。

 鄭義溶氏は国会人事聴聞会を経て、正式に任命される。外交部の報道官室を通じ、「任命されれば文政権が推進してきた外交政策が実を結び、朝鮮半島平和プロセスが根を下ろすよう最善の努力を尽くす」とのコメントを出した。

 康氏は文政権の初代外交部長官を務め、3年半以上、外交部を率いてきた。2022年の文大統領の任期終了まで外交部長官を務めるとの見方があったが、交代が決まった。

 康氏の交代により、文政権発足時に就任した閣僚は全員が入れ替わることになる。