初当選した元参院議員の町長が初登庁 「4年後の町の姿、共にみて」

勝部真一
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 4月の和歌山県白浜町長選で初当選した大江康弘氏(70)が13日、初登庁した。玄関前で職員や町民らに出迎えられ、「4年後、この白浜町がどうなっているのか。しっかりその姿を一緒になってみていただきたい」と町政を担う決意を語った。

 元参院議員の大江町長は、4月28日投開票の町長選で4選を目指した現職ら3人を破って初当選した。この日、町民や職員から花束を受け取り庁舎内へ。町長室の椅子に初めて座り、「責任の重みを感じて緊張する」と話した。初めての課長会では、「トップが代わるということで、今までとは違う形で進むこともあると思う。プロとしての知恵や知識、経験を借りて一緒になって進めていきたい」とあいさつした。

 記者会見した大江町長は改めて、南紀白浜空港の滑走路延伸や旧空港跡地の防災拠点化、町長公室の設置など重点的に取り組む課題を挙げ、第1次産業と連携した循環型の観光振興にも力を入れたいとした。(勝部真一)

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