【巨人】丸佳浩、今季初の『1番』で3安打3打点 阿部監督は『切り込み隊長』称賛「いい働きしてくれた」
2024年4月28日 19時35分
◇28日 DeNA2―6巨人(横浜)
頼れるベテランの復調で得点力不足を解消だ。巨人は6得点を挙げ、連続3得点以下の球団ワースト記録を13試合でストップ。DeNAに連勝してカード勝ち越しを決めた。立役者は今季初めて1番に入り、3安打3打点と大暴れした丸佳浩外野手(35)だった。
「切り込み隊長」という言葉通りの積極性が功を奏した。先頭で迎えた3回、DeNAの先発・大貫の初球の甘く入ったスプリットをたたいて、右前打をマーク。28打席ぶりのヒットとなった。
開幕から主に中軸を担ってきたが、18日の阪神戦(甲子園)以降、7試合連続無安打。打率は2割1分5厘まで落ち込んで、27日のDeNA戦(横浜)は出場機会がなかった。「練習でのアプローチはいろいろ考えながらやってきたけど、うまくいかなかった」。もがき苦しむ日々が続いた。
1本出たことで「一つ落ち着けた」。4回2死二塁では初球の甘いスライダーを捉えて先制の中前打適時打。2―2で迎えた6回2死二塁では上茶谷から右翼フェンスを直撃する勝ち越しの適時二塁打を放ち、8回1死三塁でも松本からダメ押しの右犠飛。これまでの不振がうそのような大当たりで、チームの「3点の壁」をぶち破った。
丸の豊富な経験値を買って1番を託した阿部慎之助監督(45)も「いい働きをしてくれた」と称賛。広島時代の2017、18年にセ・リーグMVPを獲得したスラッガーが本来の輝きを取り戻せば、打線の迫力は倍増する。
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