10年ぶり3度目パ・リーグトリプルサヨナラ劇、ロッテはリーグトップ月間5発目の“ヒロミサンセット弾”

スポーツ報知
9回1死、サヨナラの左越えソロ本塁打を放った岡大海を迎えるロッテナイン(カメラ・今成 良輔)

◆パ・リーグ ロッテ4x―3日本ハム(19日・ZOZO)

 パ・リーグ3試合が10年ぶりに全てサヨナラ決着した。ロッテは岡大海外野手(32)がプロ3度目の劇弾を放ち日本ハムとの接戦をものにした。

 みずほペイペイ、京セラDに続く締めくくりは、ZOZOの夕空に舞った“ヒロミサンセット弾”だ。

 序盤の3点リードを追いつかれてもつれ込んだ9回裏1死。ロッテ・岡が、今季まだ失点がない日本ハム・河野の初球真っすぐを狙い打った。「(防御率)0・00で、なかなか連打は難しい。何とか決めたいと長打を意識した」と力をこめた打球は、左翼席へのサヨナラソロ。5月は打率3割4分7厘と絶好調。ここ5試合に限れば18打数9安打の5割だ。リーグトップとなる月間5発目のアーチで試合を決めたベテランは、気持ちよさそうにナインのウォーターシャワーを浴びた。

 サヨナラ打は今季2度目で通算5度目。21年に2発のサヨナラ弾を放った頃から、ファンは岡のバットによる劇的勝利を「ヒロミナイト」と呼ぶようになった。今回はデーゲーム。お立ち台で「“ヒロミサンセット”ですね」と聞かれると「ファンの皆さんが呼んでくださるなら」とニッコリ。

 18年途中まで在籍していた日本ハムには、今カード前まで7連敗していた。「やられていたので、悔しさをみんなが持っていた」というこの3連戦は2勝1分け。古巣に見舞った一発で、チームは約2週間ぶりの貯金1を手に入れた。(星野 和明)

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