岩手県内小学校の運動会は18日にピークを迎える。新型コロナウイルス禍の収束に伴い、本年度は児童が密集する団体競技を復活するなど「平時」のスタイルで本番に臨む。一方、児童の熱中症対策と教員の働き方改革から午前開催を続ける学校や、少子化のため半日で競技を終えられると判断するケースも。コロナ禍をきっかけとした簡素化は続くが、各地で児童、保護者らの熱気が高まりそうだ。
「せーの」「いくよ」。団体競技が復活する盛岡・見前南小(佐藤勤校長、児童333人)の校庭では16日、迫る本番に向けて児童が声をかけ合いながら予行練習に臨んだ。
昨年度は「密」を避けるために徒競走などの個人競技に絞って実施。本年度は団体の玉入れ、大玉転がし、綱引きを復活させる。2年連続で午前中のみとはなるが、保護者が参加できる競技も設ける。