海無し県埼玉の回転寿司チェーン!女性トップの秘策:カンブリア宮殿

2017.11.15

カンブリア宮殿【海無し県埼玉の回転寿司チェーン!女性トップの秘策】
放送日時:2017年11月16日(木)22:00~22:54


「手に届く贅沢」をモットーに急成長してきた海なし県埼玉発の本格回転寿司「がってん寿司」100円均一とは一線を画す、"グルメ回転寿司"の人気の秘密に迫る。



海なし県埼玉発の本格回転寿司 人気の秘密


連日、家族連れでにぎわう、がってん寿司。 「海のない埼玉でこんな美味しい魚が食べられるんだからすごい」


人気の理由は、一皿120円から500円というネタにある。マグロも国産の本マグロを生で提供、大トロ一皿600円という価格を実現、日替わりメニューは、100円均一の回転寿司にはない高級魚が並ぶ。一貫1000円でもおかしくない「のどぐろ」も一皿400円(※時価)。埼玉県を中心に100店以上を展開するがってん寿司の本社は埼玉県熊谷市にある。


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運営するアールディーシーは寿司だけで7業態、とんかつ店で4業態などを抱え、年商300億円を超える一大外食グループひきいるのが、久志本京子会長、男性社会のお寿司業界には珍しい女性のトップ。専業主婦からトップにまでなった異色の人物だ。


店長に裁量をあたえ、店ごとの個性を生かすというがってん流の店作り。どうやって高級魚をお値打ち価格で提供しているのか?仕入れ部隊に密着。


セリもひと段落した午前4時。築地へと通う仕入れ部隊。大手チェーンでは、なかなかできない仕入れの秘密に迫った。



カリスマ経営者が突然死。そのとき会社は・・・


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がってん寿司を創業したのは、現会長の実兄・大島敏。38歳のときに歯科医を辞め、元禄寿司のフランチャイズから店を始めた大島は、5店舗まで拡大したら独立していいという約束をとりつけ、6店舗目にして「がってん寿司」をオープン。「がってん承知」を合言葉に、海無し県埼玉にホンモノ志向・グルメ路線の店を展開していった。


回転寿司ブームの波にも乗り、10年で100店舗に拡大。中国・上海にまで出店を果たし、一大外食チェーンへと急成長していった。しかし、2011年3月に東日本大震災が発生。自粛ムードの外食控えで、店の売り上げは前年割れが続く。


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そんなさなかの11月に、なんと創業者の大島が心筋梗塞で倒れ、急逝してしまうのだ。会社を引っ張ってきたカリスマを失い、訪れた存続の危機。立ち上がったのは、当時、経理を担当していた妹・久志本京子だった。動揺する社員たちを前に、掲げたのが、「原点回帰」と「社員第一」。


家族・親族を店に無料で招待して寿司を振舞う従業員感謝デーや社内寿司職人コンテストを復活。
また、年1回の社内独立制度などで社員の結束を固め、やる気を引き出す政策を次々と打ち出してV字回復を果たした。


出演者
【ゲスト】アールディーシー  会長 久志本 京子
【メインインタビュアー】村上龍
【サブインタビュアー】小池栄子


【ホームページ】
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/
【公式Facebook】
http://www.facebook.com/cambrian.palace
【公式Twitter】
https://twitter.com/cambrian_palace

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