関西では、これからあす13日にかけて、大気の状態が非常に不安定になる見込みです。きょうの午後はあちらこちらで雨が降り、雷を伴って激しく降る所もあるでしょう。雨の降り方や落雷、竜巻などの激しい突風に注意が必要です。

すでに活発な雨雲が発生中 午後は範囲が広がる

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関西では、全県全市町村に雷注意報が発表されています。きょうは、太平洋高気圧の縁を回る湿った空気や上空の寒気、地上付近の昇温などの影響で、大気の状態が非常に不安定になる見込みです。午前11時40分現在、すでに活発な雨雲が散見されますが、午後は今よりも広い範囲で雨が降り、雨雲が発達するでしょう。局地的に雷や突風を伴って、激しい雨が降る恐れがあります。上空の寒気は徐々に退くものの、あす13日にかけては大気の不安定な状態が続く見込みです。

上空に寒気が流れ込んでいるときは、夏の夕立と異なり、夜になってからも雨や雷雨の恐れがあるため、注意をしてください。

ゲリラ豪雨に遭遇したら

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ゲリラ豪雨(局地的な大雨)に遭遇したら、次の3つのことを心がけてください。

① 頑丈な建物に入りましょう。発達した積乱雲は、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)だけでなく、落雷や竜巻などの突風をもたらすこともあります。屋外にいる場合は、すぐに頑丈な建物に入り、2階以上の、窓から離れた所へ避難しましょう。
② 最新の気象情報を確認しましょう。ゲリラ豪雨(局地的な大雨)は、ごく狭い範囲で、短い時間に大量の雨が降るというのが、特徴です。雨雲レーダーをチェックすると、「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
③ 地下施設・水辺から離れましょう。ゲリラ豪雨(局地的な大雨)が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。地下施設にいる場合は、できるだけ早く、地上の高い所へ移動してください。また、雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街を避けましょう。橋の下も、川が急に増水する恐れがありますので、絶対に避けてください。