電気ケトルは掃除する必要があるの?適切な掃除頻度・方法をご紹介

2022/06/08

お茶やコーヒーを入れたり、カップ麺を食べるときに使ったりと、ほぼ毎日のようにお世話になっている電気ケトル(ポット)。お湯を沸かすだけだからとくに掃除は必要ない気もしますが、果たして本当にそうなのでしょうか?

掃除のプロである家事代行サービスを展開するカジタクに所属する山口さんに、実際のところを聞いてみました。

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※本記事は、過去に掲載した以下記事を統合したうえで一部編集を加えたものです
意外と汚れてる!?電気ケトルはこれでピカピカ!(2019/08/24掲載)
電気ケトルは掃除する必要があるの?適切な掃除頻度・方法をプロに聞いた(2019/02/16掲載)

電気ケトルの内部に「汚れはどんどん蓄積」している!

お湯を沸かすだけの電気ケトルですが、改めて内部をよーく見ると、うっすらと白っぽいサムシングが付着しているような気がしないでもありません。やっぱりコレって、汚れなんでしょうか……山口さんの見解を聞いてみましょう。

「毎日使っている電気ケトルですが、実は結構汚れています。中に入っているのは水(お湯)だけなのに汚れることなんてあるのかと思う人もいるかもしれませんが、目立ちにくいものの汚れはどんどん蓄積しています」(山口さん、以下「」内同)

早速突き付けられました“汚れ”判定!日々使っている以上、やはり避けられないものなのですね。しかし、なぜ水だけなのに汚れが?

「水道水やミネラルウォーターに含まれるカルシウムなどのミネラル成分や不純物が、電気ケトルの熱によって、内部にこびりついて出来ている汚れになります。いわゆる水垢とほぼ同じものになると考えて良いでしょう」

“水垢”と言われると、途端に汚れに対する現実味が増しますね。これはいますぐ対策が必要でしょう!

電気ケトルの掃除、適切な頻度は?

「いますぐ対策が必要でしょう!」とはりきってみましたが、利用するたびに洗っていては、お茶を飲むのもひと苦労。大好きなカップ麺にも手が伸びにくくなってしまいます。手軽さが魅力の電気ケトルなのですから、できれば“最低限の頻度”で掃除をしたいところ。

「電気ケトルのお手入れ頻度は、内部に関しては少なくとも3カ月に1回程度はお手入れを行ったほうがよいでしょう」

3カ月に1回程度なら、ズボラな人でもなんとかできそうな気がしますね。楽勝だね~と鼻歌でもしたくなるところですが、そう話は甘くないようです。

「ただし、3カ月というのは最低限のライン。さきほども述べたとおり、電気ケトルの汚れは日々使用するごとに少しずつ蓄積していくものです。したがって、本当にキレイに使うのであれば、1カ月に1回程度の定期的なお手入れをする必要があるでしょう。また、『購入してからだいぶ経つが、一度も掃除をしたことがない』といった場合は、水垢などが大量に付着して頑固な汚れとなり、1度の洗浄では完璧に落とすことが難しいです」

本気でキレイを維持するには1カ月に1回!途端に面倒な感じになってきましたね!!

電気ケトルの掃除はアレを入れて2回沸かすだけでOK!

1カ月に1回と言われて「水垢くらいならいいかな」という気持ちになってしまった人もいるでしょう。でもご安心を。じつは、電気ケトルの掃除はとっても簡単らしいんです。

「電気ポットのお手入れは専用の洗浄剤がなくても、クエン酸があれば簡単に出来ます。まず電気ポットをお水で満タンにし、電気ポットの大きさにもよりますがだいたいクエン酸を大さじ1~2杯程度入れます。そのままスイッチを入れて沸騰させ、2時間程度放置しましょう。放置したら軽く振ってからお湯を捨て、再びお水を入れて沸騰させ、お湯を捨てたら完了です。

汚れが気になる場合にはスポンジでこすり洗いをしてもよいですが、内部のコーティングを剥がさないように優しく洗うようにしましょう。クエン酸が家にない場合は、お酢で代用することが可能です。クエン酸の代わりにお酢を入れて同様の作業を行うだけで完了です」

つまり、クエン酸(か、お酢)さえあれば、2回お湯を沸かすだけでOKということ。1カ月のあいだに2回お湯を沸かすくらいなら、さすがのズボラ―さんでもできちゃうはず。

ちなみに、なぜクエン酸で電気ケトル内部の汚れが落ちるのでしょう?その点についても解説してもらいましょう。

「なぜクエン酸で汚れがキレイになるのかは、電気ケトルの汚れの性質がアルカリ性だからです。クエン酸は名前からも分かる通り、水に溶けると酸性の性質を持ちますので、アルカリ性の汚れを中和させ落としやすくしてくれます」

なるほどなるほど、そういうことなのですね。「アルカリは喰えん(クエン)!」の語呂合わせで覚えておきましょう。いま思いつきました。

ちなみに、電気ケトルは外部もけっこう汚れています。そちらの汚れにはクエン酸でなく重曹が有効だそうです。

「重曹を水に溶かし重曹水を作ります。それを布巾などに含ませて磨き、最後に乾拭きで仕上げると簡単にピカピカになります」

なるほどなるほど……勉強になります。なお、とくに語呂合わせは思いつきませんでした。

電気ケトルの掃除をサボり続けるとどうなる?

とっても簡単な掃除を1カ月に1回するだけで、キレイをキープできる電気ケトル。ぜひ習慣にしたいところですね! ……いや、でも、とは言っても中身はお湯ですし……本当は掃除しなくてもよかったりするんじゃないですかね?

「電気ポットの汚れはよほどのことがない限り人体に悪影響を与えるようなものにはなりませんが、お湯にニオイがついてしまうなどの影響はあります」

はい、やっぱりちゃんと洗います!

電気ケトルはこれでピカピカ!

出典:サンキュ!NEWS

すぐにお湯が沸かせて便利な電気ケトルですが、水を入れているだけでも意外と汚れていることがわかりました。ここからは、普段みなさんがどんな風にお掃除しているのか見てみましょう!

クエン酸で簡単

shokoさん(@kota_roh)がシェアした投稿 -


クエン酸と水をケトルに入れて沸かし、捨てるだけ。簡単に洗浄できるそう。これならクエン酸さえ常備してあれば、気づいたときにサッとできますね。沸かしたクエン酸水は、冷ました後トイレ掃除に再利用できます!

頑固な汚れにはパック!

ⓨⓤⓚⓐさん(@mi_amas___vin)がシェアした投稿 -

こちらもクエン酸でケトルをお掃除。頑固な水垢も落とすために、キッチンペーパーを使ってクエン酸パックもしています。掃除後の写真ですっきりきれいになっているのがわかりますね。

外側もきれいに

AYAさん(@peperoncino_aya)がシェアした投稿 -

水と重曹を入れてレンジでチンしてレンジ内のお掃除。チンした重曹水で、キッチン周りもまとめて拭き掃除するれば一石二鳥。電気ケトルの外側も、重曹水で拭けばすっきり。

いかがでしたか?クエン酸や重曹でのナチュラルクリーニングなら安全に、ピカピカにすることができるようですね。沸かした水を更に別の掃除に利用できるのもいいですよね。ぜひ参考にしてみてくだい。

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