【11月1日 AFP】スペインで21歳の男が誘拐を自作自演し、借金返済のために母親から600ユーロ(約7万円)をだまし取ろうとしたとして拘束された。警察が先月31日、発表した。

 警察によると、男の母親は「息子に再び会って幸せに暮らしたいならば」秘密の場所に金を置くよう要求するテキストメッセージを受け取ったとして先月27日、警察には話すなという指示を無視し、首都マドリード(Madrid)郊外パルラ(Parla)の警察に届け出た。

 数時間後に警察はパルラで男を発見した。男は警官に誘拐犯に解放され、無傷だと語った。しかし、警察の事情聴取が始まると、男の供述にはあいまいな点や矛盾がみられ、最終的に男は借金を返すために誘拐を自作自演したと白状した。警察は偽証のかどで男を捕えた。(c)AFP