【8月5日 AFP】サッカーフランス・スーパーカップ(Trophee des Champions 2018)が4日、中国・深セン(Shenzhen)で行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)がASモナコ(AS Monaco)に4-0で勝利した。この試合ではブラジル代表のFWネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)がプレーし、PSGでは2月以来となる出場を果たした。

 アンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)の2得点などでPSGはトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督の就任後初となるタイトルを獲得し、足の負傷により長らく離脱していたネイマールは終盤からの出場となった。

 酷暑の中で行われたこの試合でディ・マリアは33分、強烈なFKを突き刺しPSGに先制点をもたらす。その後、若手のクリストファー・エンクンク(Christopher Nkunku)とティモシー・ウェア(Timothy Weah)がゴールを決め、後半アディショナルタイムにはディ・マリアが4点目を決めた。

 PSGはキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)やエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)がW杯ロシア大会(2018 World Cup)後の休暇からいまだチームに戻っていないが、それでも新シーズンの幕開けとなる試合で完勝を収めた。

 モナコはキャプテンであるラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)や主力選手の数人を欠く中、ステヴァン・ヨヴェティッチ(Stevan Jovetic)が前線で孤立し、この日がPSGでの公式戦デビューとなったイタリアのGKジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)が手を焼くことはほとんどなかった。

 フランス・リーグ1の連覇を目指すPSGは12日、同リーグの開幕戦でホームでカーン(Caen)と対戦する予定となっている。

 トゥヘル監督は「われわれにとって最初のタイトルを手にすることができとても幸せだ。4-0で勝利できたことは素晴らしいよ」とコメントしている。

「チームとしてプレーできたことにとても満足している。このチームはとても若く状況は非常に困難なものであったが、インテンシティー(強度)を持ってプレーしていた」

 また、巨額投資を行ったPSGは欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)での優勝に本腰を入れており、キャプテンを務めるチアゴ・シウバ(Thiago Silva)は、新監督によってもたらされるものがたくさんあってほしいと明かした。

「(トゥヘル監督の就任は)良いことだ。彼は責任感や、ポジティブな要素をたくさんもたらしてくれた。しかし、満足を得られるように常に努力もしているんだ」

「誰もがこの結果に値したと思っている。特にポジティブな要素をもたらし、多くのことを変えてくれた新しいスタッフはね」

「これがまだ始まりにすぎないことを願っているよ」 (c)AFP