【6月23日 AFP】男子ゴルフの第102回全米プロゴルフ選手権(2020 PGA Championship)が予定通り8月6日から9日の日程で無観客で開催されると、全米プロゴルフ協会(PGA of America)が22日に発表した。

 大会を主催する全米プロゴルフ協会は、2020年シーズンのメジャー第1戦となる同大会が、米カリフォルニア州サンフランシスコのTPCハーディングパーク(TPC Harding Park)で行われると明らかにした。当初5月に予定されていた同大会は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で延期となり、日程が8月に再調整されていた。

 協会側は別のコースで開催するなどの選択肢を検討した上で今回の正式発表に至ったことや、観客を入れずに大会を実施する決断は、「全関係者の健康と幸福」を考慮してのことだったと説明。また、大会スケジュールに関しては、カリフォルニア州政府の承認を待って公表された。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でツアーが中断され、メジャー4大会がすべて延期か中止を余儀なくされた今シーズンは、テキサス州フォートワース(Fort Worth)のコロニアルCC(Colonial Country Club)で行われたチャールズ・シュワブ・チャレンジ(Charles Schwab Challenge 2020)で、今月再開された。

 それに続いて前週には、サウスカロライナ州ヒルトンヘッドアイランド(Hilton Head Island)でRBCヘリテージ(RBC Heritage 2020)が行われ、いずれもおおむね成功を収めた。

 両大会は無観客で開催されたほか、選手は定期的に新型コロナウイルスの検査を受けるなど、厳しい安全対策が講じられた。(c)AFP