手のひらを外側に向けるだけで! “肩甲骨”まわりの凝りを解消

2019.10.25
肩甲骨は日常で動かす頻度が少ない部位。そのために骨の周りの筋肉が硬くなりやすく、凝った状態を放置すれば、肩こりや頭痛、脂肪の蓄積、代謝の低下など、さまざまな支障が生じるという。鏡で背中を見て、肩甲骨が埋もれていたら要注意!

「肩甲骨は美と健康のカギを握る大切な骨。ストレッチで周囲の筋肉をほぐしてしっかり動かすことで、肩こりの改善はもちろん、“やせ細胞”の褐色脂肪細胞が刺激されて代謝が上がります。さらに首まわりのリンパの流れがスムーズになって顔のくすみやむくみが解消されたり、猫背が矯正されて背中やお腹まわりの脂肪が落ちやすくなったり、いいことずくめなんです」(美容家・千波さん)

どのくらい凝っているか診断

肩がバキバキに硬い、背中が分厚くなってきた…。そんな人は肩甲骨まわりの凝りが重症かも。下の動作で状態をチェック。

背中の後ろで手合わせ。

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肩をリラックスさせ、両手を背中に回して手のひらを合わせる。手は腰より上、左右どちらかに寄らず背骨の上にくるように。指先を伸ばし、ぴったり両手がつくのが理想型。

クロスさせて頭の上に。

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両手を胸の前でクロスさせて手のひらを合わせる。そのまま頭上に上げ、腕が耳の後ろまですっといけばOK。途中までしかいかない人は肩甲骨の可動域が狭まっている可能性大。

気づいた時にやってみよう

Health

手のひらを外側に向けるだけで自然と肩甲骨まわりの筋肉を刺激。

デスクワークや家事、スマホの操作などを長く続けると、巻き肩や猫背になり肩甲骨は左右に開きっぱなしに…。立つ時や荷物を持つ時など、なるべく手のひらを親指側から外に向ける意識を持とう。そうすると肩が開いて肩甲骨が真ん中に寄り、骨周辺の筋肉のストレッチになる。

千波さん 美容家。エステ講師などを経て、ダイエットや自分磨きをサポートする教室を開催。著書に『肥えグセが吹っとぶ やせるストレッチ』(ワニブックス)など。

ブラトップ¥9,500 レギンス¥12,000(共にジュリエ ヨガ アンド リラックス TEL:03・6690・2925)

※『anan』2019年10月30日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・白男川清美 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) モデル・横田美憧 取材、文・熊坂麻美

(by anan編集部)

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