カラフルなCGで極楽浄土を体験 島根県江津市の寺が仏生会で

高田純一
[PR]

 島根県江津市浄土真宗本願寺派の蓮敬寺(れんきょうじ)で8日夜、デジタル技術を駆使して極楽浄土のイメージを演出する催しがあった。

 お釈迦さまの誕生日とされるこの日は、仏生会の花まつりとして参拝者が仏像に甘茶をかける習わしがある。その生誕祝いに合わせて、色鮮やかなコンピューターグラフィックス(CG)画像が本堂内に投影された。テンポのいい曲とともにAI(人工知能)音声がお経を唱え、まるでコンサートのような法要だった。

 住職の冨金原(ふきんばら)真慈さん(41)は「仏具に金箔(きんぱく)が用いられるように、極楽浄土は今回の画像のようにカラフルだったのかもしれない。現代の仏教の世界観を表現してみた」と話した。檀家(だんか)の女性(72)は「寺のイメージが変わって素敵」とスマートフォンで動画撮影していた。(高田純一)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません