鳥取知事とエアソウル代表理事、「増便に向け努力」 米子―ソウル線

清野貴幸
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 昨年10月に定期便の運航が再開された米子―ソウル線を運航するエアソウル(韓国)のソン・ワンソン代表理事と平井伸治鳥取県知事が18日、鳥取県倉吉市内で懇談した。現在の週3便から、デイリー(毎日)運航など増便に向けてともに努力する方針を確認した。

 ソン氏は会社のトップに当たる立場で、3月に就任。米子や高松(香川県)など就航先の空港を視察することを目的に来日した。懇談で、食べ物や自然、カルチャーなど鳥取県の魅力を挙げ、「なぜ週3回しか飛べないのか」と不便さを感じていると説明。平井知事は「週6便かデイリー化などで利便性が高まるよう努力したい」と応じ、記念品として麒麟(きりん)獅子舞の置物を贈った。

 県によると、3月の搭乗者数は約5千人で搭乗率は90%。高い搭乗率が続く半面、運航再開以降、搭乗者の4分の3が韓国人客。ソン氏もこの日、日本人の搭乗客を増やすことが課題との認識を示した。取材に対し、「鳥取県のような観光地でも1年中、利用してもらえるよう、ともに広報活動などに努力したい」と語った。(清野貴幸)

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