調布の国領神社で藤の花が見ごろ
石川瀬里
東京都調布市の国領神社(国領町1丁目)で、「千年乃藤」が見ごろを迎え、参拝客らが写真を撮ったり、爽やかで甘い香りを楽しんだりしている。今年は例年よりも1週間ほど開花が遅く、今週いっぱいが見ごろだという。
千年乃藤は樹齢400~500年と言われる同神社のご神木。高さ4メートル、約400平方メートルの藤棚には、薄紫色の花房が垂れ、風に揺れている。藤は、長い年月を経てもよく伸び、茂るため、子孫繁栄や商売繁盛などに通じるという。
千葉市から来たという女性(69)は「藤の花が大好きで、ずっと見に来たいと思っていた。すごくきれいで、見事です」とほほえんだ。(石川瀬里)