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J2磐田のFW中野、点取り屋の存在感 けが克服、岡山戦照準

 J2磐田のFW中野誠也(24)がけがから復活し、FW陣のアピール合戦が熱を帯びてきた。期限付き移籍していたJ2岡山で昨年10月、左ひざ前十字じん帯を損傷。磐田復帰後はリハビリを続けていたが、6月に完全合流し、ストライカーとしての存在感を示している。

次節5日の岡山戦出場に意欲を示す磐田の中野=ヤマハ大久保グラウンド
次節5日の岡山戦出場に意欲を示す磐田の中野=ヤマハ大久保グラウンド

 合流から1週間後の6月13日。中野はJ3沼津との練習試合に途中出場し、最初のボールタッチでゴールを決めた。「得点は(リハビリに耐えた)ご褒美のよう。けがをして磐田に帰ってきたのに、いろいろな人から温かい励ましの言葉を頂いた。その人たちに報いることができれば」と思いを述べた。
 磐田ユース、筑波大で点取り屋としての評価を高めてきた。磐田入り後の2年間もルヴァン杯10試合5得点と結果を残した。だが、リーグ戦は10試合1得点。出場機会に恵まれず、岡山への移籍を決断。負傷するまでの24試合で5得点と自信を取り戻した。「岡山では攻撃を組み立てることもやってきた。コンディションをもっと上げたいが、次の試合への準備はできている」と武者修行をさせてもらった岡山をヤマハに迎える次節7月5日の対戦に照準を定める。
 磐田のFW陣は小川航、ルキアンの先発2トップに、前節6月28日の京都戦で途中出場し、プロデビューを果たしたユース出身ルーキーの三木ら人材は豊富。中野が割って入るにはゴールを奪い続けるしかない。

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