ここからは過去のドラフトで1位指名されたレジェンドたちを連続写真とともに解説していく。


　レジェンドの筆頭で紹介するのは、“昭和の怪物”江川卓だ。

　作新学院高時代、異次元の快速球を武器にノーヒットノーランは9回(うち完全試合2)。甲子園初出場の3年春のセンバツでは、打者がボールにかすっただけで大きなどよめきが起こったという。

　ドラフトでは高校3年時に阪急から1位指名も拒否し、法大へ。1977年秋、大学4年時のドラフトではクラウン(現西武)から1位指名も再び拒否。その後、「空白の一日」を使い、相思相愛だった巨人と入団契約を交わすも無効となり、78年秋、阪神がドラフト1位指名。阪神に一度入団した後、小林繁とのトレードで巨人入りした。

　今回は作新学院高時代のフォームだ。大きく足を上げ、その際、軸足をヒールアップし・・・