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2020ユニフォーム大特集 グラウンドに咲く花

広島・左肩に球団創設70周年のワッペンが/12球団歴代ユニフォーム事情

 

1975年からチームカラーに取り入れた「赤」が、チームのアイデンティティーを示す色として定着。ホームでもビジターでも、スタンドが真っ赤に染まる景色は壮観だ。

2020最新ユニフォーム紹介


サプライヤー:MIZUNO[HOME]、DESCENTE[VISITOR](2009〜)

2020 HOME

2016〜18年に3連覇を達成、ファンにも親しまれており、息の長いモデルとなっている。胸文字はプリントでなく刺繍、エリの裏に紺と赤のラインが入る隠れたおしゃれも/鈴木誠也


 球団史上初の3連覇を達成した2016〜18年の縁起のいいユニフォームで、空前のカープブームを巻き起こし、ファンにも広く浸透していることから、息の長いモデルとなっている。ビジターは、ファンの間で圧倒的な人気を誇り、ホーム球場でも、ファンのレプリカユニフォームの着用率がビジター用モデルのほうが高いのが特徴で、ホーム球場でもビジター球場でもスタンドが真っ赤に染まる景色は壮観だ。

 サプライヤーは、ホームはミズノ、ビジターはデサントと分ける形をとっている。ホーム、ビジターとも、昨年まで左肩に付いていたチャンピオンワッペンは残念ながら外れてしまったが、今季は代わりに創立70周年記念のワッペンがついている。

 胸のロゴマークは、昇華プリントになるチームも少なくない中、刺繍が施されていて重厚感があり、風格がある。

 企画ユニフォームは多くはないが、現在は、その年のスローガンにちなんだユニフォームや、母の日ユニフォームが恒例。開幕が延期になっている今季は、母の日企画として、特別にデザインされたユニフォームが限定販売されている。

編集部厳選28着!!歴代ユニフォームセレクション 基調色は紺から赤へ。徐々に洗練され現行モデルへ


1950

創設時のユニフォームは2種類あったが、うち一つは白地に紺のストライプだった。胸の文字はオレンジ色/白石勝巳


初優勝で定着した「赤」

 カープと言えば「赤」。12球団の中でも、最も印象の強いイメージカラーだと言っていいだろう。マツダ広島でのゲーム開催日には、球場周辺は赤い生地のビジター用や、白地に赤いロゴのレプリカユニフォームを身にまとった人であふれる。試合前後には、その姿のまま市街地へ繰り出す人も少なくないが、ユニフォーム姿で街中を人が歩いていてもこれほど違和感のない街もほかにない。

 カープ、イコール「赤」のイメージができたのは、1975年、外国人監督のルーツが・・・

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