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巨人・坂本勇人 頼れるキャプテン、2020のターゲットは?/リーダーの決意

 

2019年にキャプテン“初”優勝を飾った巨人坂本勇人。2020年はさまざまな目標に挑む


 挑む目標は1つだけではない。昨季、キャプテン就任5年目でセ・リーグ“初”優勝を果たした坂本勇人にとって、2020年は大きな年になる。

 プロ13年目の昨季は2014年以来の全試合に出場し、打率.312、40本塁打、94打点。チームとして5年ぶり、自身はキャプテン就任後初の優勝に導き、MVPにも輝いた。契約更改では18年オフに21年まで変動制の5年契約を結んでいたことを公表。「ジャイアンツで最後までプレーしたい気持ちを、今は持っている」と“生涯巨人”を宣言した。

 巨人の顔であり続けることを選んだ背番号6は、複数のターゲットに挑む年となる。残り116本に迫る通算2000安打は、東京(現ロッテ)の榎本喜八が持つ31歳7カ月の最年少記録の更新がかかる。「今までも1本ずつ積み上げてきました。そんなに甘く達成できることじゃない。先のことは考えずに1試合、1試合いい準備をしたい」と気負いはない。

 以前から強い意欲を見せていたのは東京五輪だ。「自分が現役の間に東京でオリンピックが行われるのはすごくありがたい。選ばれるためには前半戦がすごく大事。いいスタートを切りたい」と五輪戦士へ、猛アピールを誓う。

 そして、8年ぶりのチーム日本一奪回だ。オフに31歳となり、キャプテン続投も決定。「早く僕の気持ちのレベルで、チームのことや野球のことを考える若手に出てきてほしい」と、後進の成長にも期待している。頼れるキャプテンがビッグイヤーも大活躍で飾る。

写真=BBM
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