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今シーズン終盤で達成される可能性のある記録は?

 

 2019年シーズンのこれまでを振り返ると、ソフトバンク松田宣浩阪神糸井嘉男が1500試合出場、巨人阿部慎之助西武中村剛也が400本塁打を達成するなど、さまざまな記録が達成されてきた。そこで今回は、今シーズンの残りわずかな期間で達成される可能性のある記録と、達成する可能性のある選手を紹介する。
※記事内の今シーズンの成績は9月1日終了時点のもの

打撃記録


史上42人目の350二塁打に残り6と迫っている坂本勇


●1000得点
阿部慎之助(巨人)残り6得点

●1500安打
田中賢介日本ハム)残り8本

●1000安打
平田良介中日)残り28本
亀井善行(巨人)残り25本
鈴木大地ロッテ)残り16本

●350二塁打
坂本勇人(巨人)残り6本

●300二塁打
松田宣浩(ソフトバンク)残り3本

●200本塁打
山田哲人ヤクルト)残り1本
内川聖一(ソフトバンク)残り5本

●150本塁打
アルフレド・デスパイネ(ソフトバンク)残り2本

●3000塁打
中村剛也(西武)残り5塁打

●300盗塁
糸井嘉男(阪神)残り3盗塁

●200盗塁
金子侑司(西武)残り8盗塁

●300犠打
今宮健太(ソフトバンク)残り4犠打

●1000三振
中田翔(日本ハム)残り19三振

 打撃記録の中で、順調にいけば達成されるであろうものをまとめてみた。このうち1500安打が見える田中賢介は、2019年シーズンを最後に引退することを表明しているため、しっかりと記録を達成して有終の美を飾りたいだろう。平田は現在、右手首に死球を受けた影響で二軍調整中だけに、今季中に1000安打達成はなかなか難しいところか。

投手記録


●100セーブ
ラファエル・ドリス(阪神)残り4セーブ
増田達至(西武)残り4セーブ

●1000投球回
野上亮磨(巨人)残り7.2回
小川泰弘(ヤクルト)残り19回

 今シーズンは日本ハムの宮西尚生が前人未踏の300ホールドを記録。ヤクルトの五十嵐亮太が800試合に登板するなど、ほかにもさまざまな投手記録が生まれているが、残りのシーズンで達成される可能性があるのが上の2つだ。阪神のドリスが精彩を欠いているものの、恐らく2人とも100セーブに到達するだろう。微妙なのが1000投球回で、野上は不調のため登板機会が得られない可能性があり、小川はコンスタントに登板しているものの、任されるイニング数次第では届かない可能性がある。

チーム記録


●6000勝
巨人 残り10勝

●5,000敗
阪神 残り4敗
中日 残り13敗

 チーム記録では、巨人が全チーム最多の通算6000勝に到達する可能性がある。ただ、残り試合は21しかないので、仮に負け越すことがあれば偉大な記録達成は来シーズンに持ち越しとなる。一方、今シーズンは6月にDeNAが両リーグ初の通算5000敗に到達。その後8月にはオリックスも5000敗を記録しているが、阪神と中日もシーズン中に5000敗に到達する可能性が高い。

 残りのシーズン期間で達成される可能性の高い記録をまとめてみた。今回挙げた個人記録の中で特に達成者が少ないのが、今宮健太が挑んでいる300犠打。過去6人しか達成していない記録だけに、ぜひ7人目となってほしいところだ。

文=中田ボンベ@dcp 写真=BBM
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