マッスル坂井が王座挑戦も敗北!「サカイマッスルに改名するチャンスを失った」

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 21日、後楽園ホールにてDDTプロレス『Into the Fight 2019』が開催。メインイベントでHARASHIMAの持つEXTREME級王座にマッスル坂井が挑戦した。

 先日の両国国技館大会で王者に返り咲いたHARASHIMAのもとへスーパー・ササダンゴ・マシンことマッスル坂井が現れ、前日のマッスル両国国技館大会を成功させた実績を持って挑戦表明。これをHARASHIMAが受け、ルールをTwitterで募集し『3カウント取られた方が勝ちルール』『テレフォンデスマッチ』『だるまさんが転んだデスマッチ』の3つのルールで勝敗を争うことに。

 一本目は『だるまさんが転んだデスマッチ』となり、試合中任意に発動するだるまさんがころんだの声で静止しなければいけない。動くと減点1点となり、3点貯まると負けになるという。
 女の子の「だ~る~ま~さ~ん~が~こ~ろ~ん~だ!」の声が会場に響くとHARASHIMAと坂井は試合中にもかかわらず必死に静止。
 だがブレーンバスターで両者減点1となると、HARASHIMAが高速「だるまさんがころんだ」に対応できず減点され、さらにHARASHIMAは疑惑のセーフから無理やり蒼魔刀を狙ったところで、超高速「だるまさんがころんだ」に対応できずにズッコケ減点3。一本目は坂井の勝利へ。

 ニ本目は『テレフォンデスマッチ』。片時もスマホを話せない現代人にながらスマホの危険性を示す試合となり、プロレスの試合をしながら通話をし続け、選手の耳からスマホが離れ3カウント叩かれたら負けとなる。
 試合開始直後にHARASHIMAがバズソーキックを叩き込むと、坂井の携帯電話がパスモや名刺などをバラマキながら場外へ落下。これは場外のためカウントが叩かれず試合は続行。
 二人の電話は中澤マイケルに繋がっており、試合中にお悩み相談が始まる。マイケルは「仲良く3人で遊んでいたが板挟みになっている。一人はアメリカで会社を起こしまして、3人でアメリカで働きたいなと連絡をくれたが、もう一人は日本に残りたいと。今回の契約もスタッフとしてなので試合も組まれそうにないからプロレスで決着がつけられない」と相談するが、HARASHIMAは「それって飯伏とケニーのことでしょ?」とぶっちゃけ、動揺するマイケルに坂井が「DDTなら決着をつけられる。リングに来てくれ」と要求。マイケルがリングに現れ、坂井が羽交い締めにするHARASHIMAにスピアーを発射するが、これが坂井に誤爆し電話が耳から離れ3カウント。二本目はHARASHIMAの勝利となった。

 三本目は『3カウント取られた方が勝ちルール』。通常のプロレスルールと逆となり、相手を自分の上にのせて3カウントを取られたら勝ちとなる。
 弓矢固めやロメロスペシャルを極めながらお互い3カウントを決められようとするが、お互い2で逃れる攻防が続く。坂井が垂直落下式リーマンショックからフォールされるが、なんとか立ち上がったHARASHIMAが串刺しダブルニーからフォールされて3カウントを奪われた。

 坂井は「勝ってマッスル坂井からサカイマッスルに改名するいい機会だったけど負けたから許されない。オファーも来なくなると思うんで大事なチャンスを失った」と意気消沈。
 勝利したHARASHIMAが坂井の健闘を称えると、そこに次期挑戦者としてアントーニオ本多が登場し「なかなかEXTREMEな試合でした。しかし私は、さらにEXTREMEな試合をしたい」とズボンを脱いてトランクス姿でリングに上がる。

 これを見たHARASHIMAはアントンの挑戦を受け、次回後楽園ホール大会での防衛戦が決定した。

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