世界最年長のパンダが37歳で死ぬ 中国福建省

37歳の誕生日のお祝いにケーキをもらったバス

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飼育されているパンダの中で最年長だったジャイアントパンダが13日、37歳で死んだ。中国福建省の海峡パンダ研究交流センターが明らかにした。

メスの「巴斯(バス)」は人間の年齢に置き換えると100歳を超えていた。

パンダは中国を象徴する動物で、手厚く保護されている。しかし、1950年代後半から続けられてきた保護政策の結果、頭数は増加。国際自然保護連合(IUCN)は昨年9月、パンダを「絶滅危惧種」から緊急度が1段階低い「危急種」に分類し直した

バスは救助された場所の谷にちなんだ名前で、推定4、5歳から飼育施設で生活していた。

中国の国営テレビは14日に、海峡パンダ研究交流センターが行った追悼イベントを生中継した。

海峡パンダ研究交流センターの担当者によると、バスはアジア競技大会が中国で初めて開催された1990年大会のマスコットのモデルだった。